01.
一読してみましたが私には少しこの説は信じがたい、(あくまでも主観ですが)この人の説は他の学者が批判していますよ、たとえば乱交の生物学―精子競争と性的葛藤の進化史(47ページからの批判)、人はなぜレイプするのか―進化生物学が解き明かす(161ページからの批判)など、こちらの書籍も読んでみたら?
02.
自分の考えにマッチする本だ。 ドーキンスの論とミーム学に関心を寄せている私にとって大変頭の整理に役立った。愛、恋の観念のベールをはがせば、やはりこういうことだったのかということになる。 人間至上主義者の観念論を飛ばす、論拠となりえる本だろう。(性行動において)
03.
所詮男性は性として「脇役」に過ぎないと言うことを再認識させられる本。社会表面上は男性主体社会であっても、生命(生殖)レベルでは女性がいかに主役を演じているかということを知らされる本である。それを理解したあとで、女性に尊敬の念を持って接することができれば、男としての価値も上がり、この本を読んだ価値もあると言えるかもしれない。読んで見る価値はある。どう読みこなすかは読者しだい。
04.
学者さんの文章なので、論文調子が強かったのが少し気になりました。そもそもこの本の前提として、いかに自分の遺伝子を後世に多く残すか、 これが受精戦争という戦いのメカニズムでの勝利を示すという価値に基づいています。(生物学上の価値感として) 各ケーススタディを総括すると、男女ともにその時期の継続的性行動、その日の 出来事、生殖に対する身体的な準備の出来具合い、などの要素から、われわれの 見えないところで身体の各機関はより優秀な自分の子孫を後世に残すために、 あらゆる工夫を行っている、ということ。 また受精につながらない性行動も全て子孫繁栄のためにいろんな意味がある、と いうことを身体の器官の動きから解説しています。 論文の結論付けとして、配偶者以外ともうけることのできる子供を、子孫繁栄戦 略の成功結果として、評価していたりします。 過去の経験と照らし合わせると、確かに個別の細かいシーンでは、 「あぁ、そういう遺伝子プログラムでああいった、説明できない感情になってい たんだ。。。。」といった検証っぽい発見はいくつかありました。 でもそれは雑学レベルのもので、やはり学術論文ですからどうにもとっつきにく さは残ります。科学的実験と検証に基づいているので、説得力はあるし、嘘やでっ ちあげも無いだろうな、とは思うのですが。。。 知識としては「なるほど」でした。知らなかったことも多かったので、勉強になりました。 この辺の周辺知識について興味がある方は読んでみても良いのではないでしょうか。特に自分の男女の価値観について大きな啓蒙をしてくれる、と言う本ではないのでその点はご注意を。 あくまでも科学的な事実を説明している本です。
05.
性行動の様々なケースを、具体的なシーンとその解説というスタイルで紹介するユニークな内容である。ノーマルな生活をする大半の人に、ぜひとも必要な情報が詰まっているとは言えないと思う。 「女性が男性から自分の妊娠しやすい時期を隠す能力の巧妙さとその効力は、息をのむほど鮮やかである。また一方では、彼女の体は男性に正しい時期を悟らせるようなことは絶対にしめさない」。女性が不倫などをする場合、神秘の中心である妊娠の決定的瞬間について、男性よりは圧倒的に決定権を握る女性が、実の父親はだれかわからないところで受精が行われる(出産後、血液判定などは可能)というのであれば、男性としては、結局はより生存競争に利己的な遺伝子が支配する世界であると、あきらめざるを得ないのか。
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