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14歳の子を持つ親たちへ (新潮新書)

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14歳の子を持つ親たちへ (新潮新書)
価格:¥ 714(税込)
【私達の評価】
4.0点(5点満点)
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【私達のコメント】
01.  内田樹氏、名越康文氏との教育対談です。タイトルは「14歳の子を持つ親たちへ」だが、小学生から中学生の親をターゲットに幅広い論理展開をしている。成長期である年代の子育てで気をつけなければいけないこと、また子どもの発達途中の子供の心のありようなど専門的なお話しで面白く読みました。

 また、子どもをカウンセリングにつれてくる親は、親の方を治療しなければいけない場合が多いという話ししがあったが、親がすっかり自分の子供のころの様子を忘れてしまい、子どもを病気だと安易に判断をしているケースが多いのだろう。

02. こんにちは

我が子も4歳になったので、これからは徐々に厳しく躾けていこうと思っています。
3歳まではたっぷりアマアマに育ててきましたしね。
一度にあれこれやるとパンクしますから、ごくごく基本的なことをひとつずつ徹底していく。
まずは教育哲学者の森信三氏の提唱する「躾の三原則」から始めていこうと思っています。

1.挨拶をきちんとせよ
2.返事はハイとはっきりきびきび
3.靴をそろえ、椅子をきちんと仕舞う

ごくごく平凡な躾です。
でも大人でも(大人だから?)できるようでできないですよねー。

最近の若い人を見ていて気になるのは、まあぼくも若い頃はそうだったかもしれないんだけど、お礼も挨拶も返事もやればできるのに、必要なときなのにしないときがあるんだよね。
どういうときにしないのか、その傾向をじっくりと観察してみました。
わかりました。
機嫌の悪いときはしない。
そういうはっきりした傾向があります。

若者たちは、自分が機嫌悪いとき、気分が優れないとき、疲れているとき、悲しいときなどなど、お礼も挨拶も返事もしなくてもいいと思っているらしい。
オレ様優先なんだよね。
おもしろい、おもしろい。

あ、おもしろがってちゃいけませんね。
それって損なことだと思います。
若いうちならそれもまあ可愛いとも言えるんですが、ある程度の年齢になってもそれじゃあ下品なんです。

内田樹/名越康文『14歳の子を持つ親たちへ』新潮新書¥680-から引用します。

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「しつけ」って言い換えればルーティンということでしょう、要するに。
ある布にこうやって折り目つけることが必要なら毎日同じことをやってると、必ずここにいつの間にか折り目が出来るんです。
折り目正しいと言うけども、折らなきゃダメなんです。
何度も何度もこうやって。(内田、196p)

ルーティンというのは植木鉢の土の部分なんです。
土の部分っていうのは、同じことを繰り返していくと練れてきて。
そうすると初めてそこから木が生えてくるんです。
これがないと何も生えやしないんです。
ところがみんな土壌を作らないで花だけ咲かせようとする。
そんなの無理ですよ。(内田、199p)
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躾や礼儀って、自分がどんな状況でもコンスタントにやれるものなんです。
やれなきゃいけないものなんです。
なぜならそれは、「相手への配慮」が基本だからです。
自分が機嫌が悪いときは相手に配慮しない、というわけにはいかないものだからです。

風邪をひいて具合が悪いときでも、知っている人にあったら挨拶する。
プライベートで悲しいことがあっても、上司に呼ばれたらきちんと返事をする。
逆境の中にあっても、靴はそろえ、椅子は仕舞う。
それが「折り目正しい」ことであり、礼儀なんです。
そうできるようにすることが「躾」なんだと思うんです。

そしてそうできるから、周りの人も認めてくれ、やがては自分へとよいことが帰ってくる。
あいつ、大変な状況なのによくやっていて、けなげなヤツだなー、って思ってもらえる。
躾は、身が美しいと書くとおり、周りの人に<品>を感じさせるものなんです。

躾はどれも、平凡なことかもしれません。
でもそれを、いついかなる時でもできるように身につけるのは大変なこと。
平凡こそ素晴らしく、なかなか得難いものなんだと思います。
平凡なんだけどなかなか身に付かなく、いったん身に付くと人生のアドバンテージになるんだと思っています。

03. 「親を殺す子ども・・・憎しみや怒りが・・原因ではない・・人間的感情を経験していないからこそ親を殺す・・「親を殺したい」・・子どもたちは、実際に殺した子の百倍はいる・・「生ゴミが臭い」みたいな、もう排除したくてしたくてしかたがない感じなんじゃないかな。p.38-39」「コミュニケーションとは、・・自分の意見をはっきり発信できることp.53」ではなく「何を言っているのかわからないことを受信する能力p.53」「子供って、年長者でかつ社会的にある程度承認されている人から承認されるっていう形でしか自己掌握できないp.70」「知性というのは情緒の豊かさp.84」「敬意とか信頼とか愛とかいう概念は、子どもの内側には存在しないから、教えるしかない・・でも言葉で言ってもわかるわけがないから、親が子どもに対して・・示してあげるしかないp.185」「ルーティン・ワークがないとしつけができない、しつけがなかったらコミュニケーションも成り立たないp.197」シンプルで重みのある言葉が並んでいる本。方や精神科医で方や哲学研究者なのに、なぜこの二人はこんなにも意見が一致するのだろうか。男で一つで子どもを育ててきた内田先生の経験が主張に重みを与えている。

04.  タイトルと内容とのギャップはだいぶあり、さらに結論めいたものもないけれど、本書を読みながら、まるで二人の刺激的な会話に参加させてもらっているかのような楽しくも充実した時間を過ごすことができた。
 私が激しく共感したポイントは、1自分の意見をはっきり言うこどもが評価される現状を愁い、シャイネスにこそ価値があると喝破していただいた点、2こどもが何かにのめり込むことを決して邪魔してはいけない点、の2点。
 言われてみれば、シャイネスは日本人の美徳の一つ。そこを起点に「自分と向き合う」姿勢を育てていくことも、素晴らしい教育のあり方だと感じ入ってしまった。

05. まさに、オバサンの思春期到達以前での精神的終了というのは、これほどまでにわかりやすく説明してくれた本はなかったね。ど〜でもいいようなことで大騒ぎして、延々と時間を費やす姿はまさに前思春期と同様。その終わっちまった加減については今まで理解不能だったわけだが、なるほど納得。

そして、「文化的資本」に関しての格差社会。も〜、それはどうしようもなく立脚する基本的な地平の断崖絶壁を感じているものとしては、「やっぱりバカばっかりだったのね」と自らの立ち位置を確認させていただきました。

ま、この本は単なる子育て読本じゃないから「どうすればいいの」ってすぐ聞いちゃう人たちには何ら得るところはないけど、読み返すほどに興味深い一冊ですね。

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