01.
評価が高かったので買ってみましたが、個人的心情・体験をつづったエッセイとしての性格が強い本で、受験技術書としてはそれほど斬新でも秀逸でもありません。受け狙いで、非常に非現実的な東大出身者像を面白おかしく書いている部分もあります。笑えますが、いくらなんでもひどすぎます(笑)。ただ、他に受験技術書を読んだことがない親御さんなら、本書を読むことは読まないよりはましでしょう。
02.
第2章までは体験記で、個人的心情がつづられているばかりであまり役には立たない。最後の第4章で語られる方法論が、なんといっても秀逸である。小から中高に至るまで、子供を無理なく伸ばすための親の心構えや子供の勉強法の工夫が紹介されているが、オーソドックスでありながら創意にあふれている。記述はさらりとまとまっているが、内容は採るところが多く、とてもハイレベルと思う。
03.
東大合格は「ぐうぜん」じゃないんですね。 小学校の内から布石を打って行かなくちゃいけない。特に中学校での基礎的な学力の重要性がわかりました。 この本の後半は、勉強法マニュアルとして秀逸です。 我が子の教育方針が定まりました。
04.
日ごろ忙しくしている我々も、一気に読める面白い本である。 「子はいつまでも昨日の子にあらず」受験を契機に、勝てるはずない子という相手に、それでも果敢に挑んだドンキホーテ的父親の、悲喜交々の実話が息子への手紙という読みやすい文章で書かれている。 「東大」は社会的には圧倒的な存在に思われているが、”ぐうぜん”の産物で充分であり、そんなに凄いものでも恐れるものでもないと筆者は笑い飛ばす。
随所に筆者の来し方の人生観をまぶしてあり、親子闘争の裏に子に対する親の溢れるような愛情が感じられる。 受験が終われば、一時は陽だまりのような柔らかい空気が家庭に漂い、その後すぐに子が去って親が残されるという避けられない現実は、いずれどこの家庭にも訪れる悲哀である。
後半の勉強法は受験生以外にも「なるほど」と肯けるもので、親子ともども一読の価値がある。
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